R3年度事業報告

「四国地整管内での技術資料作成業務の品質向上を図り、社会資本整備事業の円滑な推進に寄与する」という勉強会の目的達成に向け、初年度として令和3年度の取り組みを以下の通り実施いたしました。

1.四国技術資料作成業務勉強会 発足式

日時:令和3年6月9日(水)13:30~16:00
場所:ホテルパールガーデン

(1)基調講演『技術支援業務に求められるもの』
講師: 一般社団法人 四国クリエイト協会 顧問 福田昌史 氏

発注者支援業務の歴史や支援業務従事者に求められるもの等についてお話いただきました。講和の中では、発注者支援業務(技術資料作成等業務)に従事する者として、①公正さ、 ②技術力、 ③コミュニケーション力、 ④柔軟性・協調性の大切さを教えていただきました。
また、経営者に望むこととして、発注者支援業務が国民にとって重要な仕事だという認識を忘れないこと、人への投資として給与面や資格取得者などの人材教育に力を注ぎ社員を大切にすることなど、多くの学びを与えて頂きました。

(2)総会
本会の規約・体制を決定し、業界の課題解決に向けてスタートしました。

2.四国技術資料作成業務勉強会

日時:令和3年10月21日(木) 13:30~16:00
場所:web会議

(1)四国地方整備局出前講座『公共工事の執行に係る最近の動向について』
講師:国土交通省 四国地方整備局 企画部 技術管理課
課長補佐 猪熊敬三 氏

業界における現状と課題、働き方改革、改正品確法、四国地整のインフラDXへの取り組み、新型コロナウイルスへの対応など、国の基本的な考え方や取り組み事例など多岐にわたり講演いただき、最新の動向を学びました。

(2)意見交換会
会の発足にあたり、各社が抱えている問題・課題を共有・整理することを目的として、 以下の視点でアンケート調査・意見交換を行い、多くの課題を抽出することができました。
① 技術力の向上
② 技術者の確保・育成
③ 働き方改革・職場環境の改善
④ 業界の認知度向上
⑤ 仕様書と業務内容の相違への対応
⑥ その他改善要望

上記2回の勉強会の取り組みの内容は、四国地方整備局に報告・共有するとともに、情報公開の取り組みとして、本会の活動を会員各社のホームページに掲載するなどの対応をお願いしました。
また、基調講演・出前講座の様子を後日DVDで会員各社へ送付し、社内教育資料としての活用を依頼しました。

以 上